入れ歯をインプラントに変えると人生も変わる!



インプラントのメリット

 

 

従来の取り外し式の入れ歯(義歯やブリッジ)と比較すると、インプラントは、機能的に優れ、審美的にもかなり優れています。これほど大きなメリットはありません。最近の統計では、高齢層だけでなく、30歳以上の成人のうち、4%程度が治療をうけているようです。つまり既に一般的な歯科の治療法となっていると言ってもいいでしょう。

 

インプラント体は顎骨に手術して埋め込まれますが、その後、インプラント体の表面と骨の結合(オッセオインテグレーション)を待つために、6週間~6ヶ月間の治癒期間を要します。それから、人工歯を装着していきます。結構時間がかかるわけですが、従来のブリッジ、有床義歯(いわゆる差し歯)と比較しても、天然歯の状態にかなり近い形態になりますし、機能的にも大きな回復が得られます。周囲の歯を削り、そこに負担をかけるようなこともありません。

 

インプラント体の主な材料はチタンです。その表面に各種のコーティングが施されます。ただし、外科手術が必要ですし、寿命が永遠というわけでもありません。また、インプラントを希望しても、手術が不可能な人もいます。何より、他の歯の治療法と大きく違うのは、顎骨に直接負荷がかかるという点で、インプラント治療のためには、顎骨がしっかりしていることが条件になります。

 

従って、歯周病、抜歯、長期間の入れ歯使用などで歯槽骨を喪失している場合は手術が困難になります。インプラント自体は着実に技術進化していますが、あくまでも外科手術であるということは変りませんので、そこは理解しておいてください。