入れ歯をインプラントに変えると人生も変わる!



入れ歯と残存歯

 

 

部分入れ歯も作った直後はしっかりピッタリと安定しているのですが、ある程度時間が経過してくると、安定しなくなってきます。場合によっては、日常生活での「食べる・話す」にも支障をきたすことがあります。また、歯ぐき、残存歯自体にも悪影響を与えます。

 

相当気を遣ったとしても、隙間には食べ物がどうしてもはさまり、歯ぐきを傷づけたりします。固定金具(クラスプ)が残存歯とこすれる場合もあります。そもそも部分入れ歯は後から付加する器具なので仕方がないことでもあります。

 

部分入れ歯本体のケアについても結構大変です。実は歯垢(プラーク)、歯石は残存歯のみならず、部分入れ歯にも意外と生じます。虫歯菌や歯周病菌が発生して付着すると、口腔環境全体にも悪影響を与えます。こうした諸問題が部分入れ歯にはあります。その後、総入れ歯にしなければならいかもしれません。

 

そこで検討されるのがインプラントです。インプラントなら失った歯を再生できるので理想的ですが、基本的に高額なので手軽に利用するというわけにはいかないですね。費用の相場も気になるところでしょう。

 

インプラントは、体内に埋め込まれる器具の総称です。中でも代表的なのが、失った歯根の代わりに顎骨に人工歯根(デンタルインプラント)埋め込む方法です。歯以外にも、骨折、リウマチ等の治療で骨を固定するためのボルト入れ、心臓ペースメーカー、人工内耳の埋め込みのようなインプラントもあります。

 

その中で一般的に知られているのが歯のインプラント(デンタルインプラント)というわけです。デンタルインプラントでは、顎骨に埋め込むのが人工的な物質で、この「インプラント体」に人工歯を固定させます。人工的物質として使われるのは、チタン製、チタン合金製の支柱です。学術的には骨内インプラントと分類されます。